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　広島市南区主催のトレジャーハントツーリング26大会に出場してきた。

　会場は広島湾に浮かぶ、広島市唯一の有人離島「似島」。離島なので会場まではフェリーで移動。

　まず、受付を広島港（宇品港）のフェリー乗り場で済ませる。参加者は33組。ほとんどが家族連れで100名以上いるんじゃないだろうか。

　似島港に到着、その隣にある公民館でブリーフィング。毎度のことだが、役所の方だけあって、段取り良く、説明もわかりやすい。凄く安心感がある。

　今大会、フェリーダイヤの都合もあり、競技時間が2時間しかない。なので、あまり写真を撮ることができなかった。


　第一次大戦中、中国で捕虜となったドイツ人が似島に収容されていた。その中に、後に日本で洋菓子店を開くユーハイム氏がいた。
　ユーハイム氏はココ似島の収容所で、ドイツの伝統菓子バームクーヘンを焼いたという。


　1990年に発掘され移築された焼却炉の遺構。本来は病死した軍馬を焼くためのものであった。
　原爆投下直後、被爆患者を受け入れた似島。しかし、看護の甲斐も無く次々と死んでいく患者達。季節は真夏。火葬が追いつかず、この焼却炉を使って荼毘に付したという。


　ギリギリだったが、時間内にGoalできた。
　トレジャーハントツーリング26（THT26）は、自転車版オリエンテーリングのような感じのゲーム。大きく違うのは最後は運次第で順位が決まるようになっていること。 26箇所のトレジャーポイントには、その場に行けばだいたいわかるクイズが用意されている。巡った場所のうち、人と被りそうに無い8箇所を申請するという、不人気ポイント投票ゲーム。
　運次第で子供でも勝つことができる。


　結果発表前に、主催者から解答説明。ひっかけがいくつかあったが何とか全問正解。

　順位は平凡なものだった。


　さあ帰ろう。フェリーでみんな一緒に戻るぞ。

　フェリーから見る似島の最高峰「安芸小富士」。
　綺麗な円錐形は名前の通りミニチュア版富士山だ。広島市内には、今も富士見町という地名が残っている。街中のオフィスビルからも良く見える。