MOUNTAIN BIKER’S FESTIVAL YAWATAHAMA 2004

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場所
八幡浜市民スポーツパーク MTBコース
 愛媛県八幡浜市
内容
カテゴリ チームエンデューロ
選 手
ピーター, ポパイ(EsperanceStage),トミー(YUCC)組
おじさん, もりもり,  シュガー(GreenLeaf)組
コース
3km/周
時間・周回数 3時間
受 付
 23() 8:00 〜 9:30
試 走
 23() 8:00 〜 9:00
開会式  23() 9:00 〜
競 技  23() 10:00 〜 13:00
抽選会
 23() 15:00 〜
カテゴリ JCF公認クラス別個人XC
スポーツ
ビギナー
選 手
燃焼系 ピーター
受 付  23() 8:00 〜 16:00   24() 7:30 〜 12:00
試 走
 23() 8:00 〜 9:00 14:00 〜 16:00   24() 7:30 〜 8:15
競 技
 24() 8:30 〜
 24() 15:00 〜
宿
ニューホテルトヨ
 愛媛県八幡浜市大字松柏丙794駅前
結果

燃焼系執筆

『人は誰しも絵画を理解しようとする
 それなのになぜ小鳥の歌声を理解しようとはしないのだろう』 パブロピカソ

『人は誰しも金持ちを理解しようとする
 それなのになぜ貧乏の泣き言を理解しようとはしないのだろう』 燃焼系

(プロローグ)
 俺の名前は燃焼系。好きな言葉は「貧乏暇なし」「下手の横好き」。嫌いな言葉は「高級」「セレブ」。おっと、 自己紹介はこのくらいにしとくぜ。現在の時刻は・・・・、泣く子もだまる時間だ。今、の前で闇にまぎれていくつかの影が見え隠れしている。 何だ??暗闇に目が慣れてくると、それが人であることに気がつく。人か。こんなところで何を・・・・。ピシッ!!しまった。石を蹴ったようだ。怪しげな集団は辺りを見回している。 まずい。気付かれたか!?だが、こちらに向かってくる様子はない。大丈夫のようだ。それにしても奴等は何を企んでいるんだ。耳を澄ませる。
「船の時間が・・・」「荷物が・・・」「とりあえずお金を徴収し・・・・・」
船??荷物??ま、まさか!!麻薬か??いや、絶滅品種の裏取引かもしれん。こいつは見て見ぬ振りはできないぜ。しかし向こうは複数だ。勝てるか?そうだ、何か武器になるものは・・・・。 上着のポケットを探る。小さくて硬いものがある。こいつを投げつけて奴等に致命傷を・・・・・。ってカロリーメイトかよ!!とりあえず食べる。
燃焼系何してんの??」
びくっ!!一つの影が俺に話しかけてきた。
「き、貴様!!何故俺の名を知っている。ここで何をしている!!」
「何って今からレース・・・・・・」
レースだと??そ、それは、麻薬の隠語か??ローリングストーンズの名曲『ブラウンシュガー』は茶色い砂糖の歌ではない。あれも麻薬の隠語なのだ。やっつけてやる!!拳を握り殴りかかる。 相手は俺の正拳突きを交わす。しかし拳が服をかすめた。相手の服がはだける。あふれ出る剛毛。こいつは、いや、この方は・・・・・
「ピ、ピーターさんじゃないですか。もう少しでやっつけるところでしたよ。」
ピーターは不思議そうな顔をしている。熊殺しには分からない話だ(当たり前だ)。

(10月23日)
 今回は大勢での大移動となった。フェリーに乗り込み愛媛県八幡浜に向かう。船なんて久し振りだな。兄弟舟が頭をかすめる(意味なし)。皆で客室にて仮眠。が、一時間ほどで目が覚める。 無理に寝る必要もないと思い外に出てみた。海を覗く。漆黒の渦が取り巻いている。ずっと見ていると引きずり込まれそうになる。デンジャラスや。どっかの店長の腹の中みたいだ。港に到着。 四国に上陸する。途中道を間違えるアクシデントがあったが無事会場に到着。オイラヤノッチ以外は耐久レースに出場する。その間試走もできないため、また〜〜りと過ごす。 暑い。快晴という表現を通り越している。暴力的な日差しだ。じっとする我慢ができなくなり、どさくさにまぎれて試走をする(内緒)。耐久レース終了。ホテルに向かう。食べる。飲む。寝る。

(10月24日)
 不思議なほど心地よい目覚めだった。昨夜のアルコールは貧乏の体を蝕むほどではなかったということか。 ピーター二人で会場に向かう。皆はまだ寝ていることだろう。くやしいけど、羨ましいぜ。くやしいけれど、おまえに夢中、ギャランドゥ(意味なし、思いつき)。 試走、ウォーミングアップを適度にすませる。万全だ。 文句なしだ。貧乏だ(オチ)。召集がかかる。スタート地点に並んでいると皆が顔を見せた。緊張のため愛想を振り撒くことはできなかったが嬉しかった。仲間が応援してくれる。一人じゃないんだ。 貧乏じゃないんだ(合掌)。グリップを握る手に力がこもる。

<1週目>
 スタート。飛び出す。とにかくシングルトラックまでに前に出るんだ。ヒロシゲジャージを視界から外してはならない。 ペダルさんよ!!あんたにゃ何の恨みもないが、とにかく踏ませていただきやす!!まあまあの順位でシングルトラックに突入。しかし前を走る選手は下りになるとペースダウン。 この根性なしがぁぁ!!このギャランドゥがぁぁ(くやしいけれどおまえに夢中)!!例によってイライラ、苛々。途中コースが二手に分かれる。右か?左か?どっちだ!?前走者に続いて右側に突入。 上りで失速。し、失速かよ。左から行けばよかった(無念)。案の定、左から後続に抜かれる。シングルトラックが終わり会場に戻ってくる。桜坂に突入。 ここまでは大きなトラブルなし。順調だ。貧乏だ(しつこい)。しかしヒロシゲジャージはすでに視界にない。 とにかく目の前の選手を抜くことに集中する。ゴジラの背中でもたつく選手達をかわして前に出る。そして簡易舗装。な、長いぜ。
 再び会場に戻ってくる。コース脇でヤノッチが叫ぶ。
「集中して!!」
わかってるぜヤノッチ。ハッスルハッスル〜〜!!

<2週目>
 選手達がバラけてきたので走りやすくなった。しかし前後を同じ選手が行ったり来たり。鬱陶しいが突き放せないのも事実。耐え忍ぶ。簡易舗装に来た。ここで勝負だ!!ところが足が回らない。 一周目に比べると明らかに力が入らない。しかし前走者が離れていくわけではない。相手もキツイんだ。踏ん張れぇぇ!!頂上付近で前走者が失速。シフトアップだぁぁ!!立ちこぎで一気に突き放す。 よっしゃぁ!!なんか知らんがノッテ キタ!!そしてヒロシゲジャージを発見。アームレスラーA木氏だ。

   …(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ( ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━!

 狙い撃ちのイントロが頭をよぎる。が、妙だ。A木氏は自転車を押してらっしゃる。しかも自分に気がつくと道を譲ってくれた。 と、とにかく先に行かせていただきやす。この時はA木氏がパンクしているとは気がつかず、背後に忍び寄る恐怖から逃げるように走った。あの丸太のような腕は脅威だ(関係ないが)。 会場に戻ってくる。よっしゃぁぁ!!ペダルを踏む踏む踏む踏む踏む回す回す回す踏む踏む踏む踏むぅぅぅぅ!!う〜〜らら〜〜!!うらら〜〜!!うらうらら〜〜〜!!ゴ〜〜〜〜ル!!
 終わった。
 気持ちいい!!超気持ちいい!!(流行語大賞)
 結果はともかく、今シーズン最高の走りだった気がする。なんとか力を出し尽くせた。駆け寄ってきた仲間達と握手を交わす。そしてそのままブラックアウト・・・・・・。

 その後は応援に集中。エキスパートではHRTの方々が、エリートではヤノッチが素晴らしい走りを見せてくれた。大変勉強になった。 帰りのフェリーでは酔ってしまったが無事に柳井へ到着した。ぢがれだ〜〜。

(エピローグ)
 今年のJシリーズはこれで最後だ。「自分探しの旅」と銘打って始めたこの旅も来年までお預けである。自分は見つかったのか?と聞かれたら間髪いれずにこう答えるだろう。
「見つかるわけねぇだろ!!」
だからと言っては何だがオイラの旅はまだまだ続く。
 そこんとこよろしく!!



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