場所 | ||||||||||||||||||||||||||||
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観光 |
大黒ラーメン 熊本県熊本市高平1-1-14 TEL:096-352-7418 |
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宿 |
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内容 |
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結果 |
悩んでいた。
今年はいろんな大会でスケジュールが重複していた。阿蘇に行くか、もみのきに出るか。 悩んでいた。
ある夜、夢枕に白髪の老人が立っていた。彼は、私にひとつの指輪を手渡し、こう言った。
「フロ田よ」(いえ、俺はやんにしですが。。)
「おまえにこの呪いの指輪を預ける。」(「祝い」の間違えじゃ?)
「この指輪は世界を破滅させる邪悪な指輪じゃ。」(いらんわ!)
「この指輪を阿蘇の火口に投げ捨てるのじゃ。」(なんでじゃ?)
目がさめると、枕もとに指輪が置かれていた。(T_T)
阿蘇に行こう!そして、指輪をこの手で葬り去るのだ。
というわけでで、今年もクラブエクシーさんにお邪魔して、阿蘇望につれっていってもらうことにした。
三連休なので、二泊三日の贅沢観光旅行。貧乏系が過半数を占めるYABAIではありえない話だ。
前日、朝早くからひろに拾っていただいて、3台で出発。昼過ぎには熊本まできていた。
昼食は、豚骨ラーメン。ノーステール氏お勧めの大黒ラーメン。場所は内緒。とんこつスープには、きざんだ焦がしにんにくが。おいしい。
雄大な阿蘇の外輪山の麓が見えてきた。目の前に広がる光景、連なる外輪山。明日あそこを越えることなど忘れてしまいそうだ。
今日の観光地は阿蘇ミルク牧場。牧場のアミューズメントパークだ。
さっき昼飯食ったばっかなのに、全員、ソフトクリームを買いに走る。高速SAのソフトクリームを我慢したかいがった。牧場自家製のソフトクリーム。これまた美味い。
今月生まれたばかりの子牛が出迎えてくれた。なんか痩せてるな?子牛はこんなものなのかな?(子牛が飲むミルクを人間が奪ってるんじゃ。。)
お次は、子ヤギがお出迎え。というか、人間を無視してひたすら草を食べてる。
こいつが実家にいてくれたら、庭の手入れに大助かりなんだが。
まずは、絶景を楽しもうか。前は有明海そして雲仙。後ろは阿蘇の外輪山。眼下に広がる草原。
何があるというわけでもない。ただただこの何も無いこの贅沢な時間を楽しむ。
牛舎で干草を手渡しで食べさせることがきるということで、行ってみた。干草を渡そうとしたそのときである、轟音とともに流れ出る、、尿〜。滝のようなだ。みな、しばし呆然。「近づけねぇ。」
なんとかやり過ごして牛に近づき草を近づける。「生暖かい。」餌に興奮した牛の鼻息が腕をなでるようにそよぐ。
隣のもうひとつの牛舎へ。おなかの大きな牛が横たわっている。もうすぐ仔牛が生まれるらしいのだ。
あ、破水した。仔牛の脚が見える。牧場の方が脚をつかんで引っ張りだそうとする。誕生の瞬間が見れるのか!
ところが、母牛が立ち上がってしまった。立ち上がってしまうと人間は出産を手伝えないらしい。
「どれくらしたら生まれるんですか?」
「うーん、すぐかもしれないし、2時間以上後かもしれないし。」
2時間も我慢できないやということで、牛舎を後にした。
黒豚?の放し飼いって。。。 羊の目って怖いよね。
昼飯を食ったばかりだというのに、こんどはおやつってことで、出来立てのパンと牛乳を喫茶で食していると。。
「ただいま母牛○○の赤ちゃんが誕生いたしました。」
との場内放送が。
うーん、待っとけば良かったかな。感動のシーンを見逃してしまった。
牧場を後にし、宿泊先のエミナースに到着。
部屋の窓から外輪山がよく見える。
「あした、あれを越えるのか。」
楽しみだ。
夜が明け、大会当日。
天気予報は晴れなんだが、なんだか雲行きがあやしい。山頂は雲の中だ。。恐るべしエクシー雨の三連星。
エントリー順に100名づつ5分間隔のスタート。自分は遅くエントリーしたので先頭から15分後のスタート。仲間内でドン欠だ。
最初のエイドで追いつくことを目標に、平坦をオーバーペースで詰めにかかる。国東のような疲労感は無い。調子はまあまあだ。
ようこそ登板地獄へ。今日最初の峠である地蔵峠「Col de Jizou(コル・ド・ジゾウ)」の入り口だ。
標高差900m弱。下界から一気に外輪山を乗り越える。牧草地の草原のなかを貫く道路。
地蔵峠は標高差こそ本日最高だが勾配はもっとも緩やか。
体もフレッシュでスイスイ登れる。そうそう、今日のためにチェーンリングをプチコンパクト化したおかげもあるか。
登板途中のエイド手前で、目標どおりエクシー軍団に追いついた。
視界は悪い。雨も降りだした。まあ、登板中は涼しくて快適だが。
峠を超えると11%の下り。マダム♂の後ろについて下りはじめる。路面は濡れていてちと怖いが、御仲間の後ろはやはり安心感がある。
と、そのひとり前を走ってた人が、ゆる〜いコーナーで膨れて落車! 二人とも釣られそうになる。
たいしたことは無さそうなので、お見舞いの言葉をかけて通過。
「トップアスリートは常に孤独だ」by燃焼系
しかし、こんな所でこけちゃったら、今日は最後までビビリまくりだそうなァ〜。ご愁傷様。
ほぼ下りきると路面は乾いている。2番目のエイドに到着。ノーステール、うに@に追いついた。
ひろを含めた5名で再スタート。途中、ノーステールとうに@が、湧き水を飲みに寄り道するが、こっちはそんな余裕が無いので先を急ぐ。
お次は本日のチマコッピ(最高峰)、観光名所として名高い草千里浜(標高 1150m)への登板。
頂上はあいかわらず雲の中で見えない。しかし、下界の眺めは最高。迫る稜線。見下ろす葛折れ。阿蘇の雄大さのおかげで、疲れを忘れる。
頂上に近づくと寒い。雨こそ降ってないけどすごい霧。雲の中なんだな。。
今年も草千里を拝むことができなかった。トホホ。
気を取り直して下りを楽しもう。高原を斜めに突っ切る下り坂。ときおりコーナーはあるものの、視界を遮るものは無い。時速60kmのダウンヒル。自然と気が張り、声が出る。自然と口が緩んで、よだれも出る。
昼食会場のいこいの村に到着。汁物は胃にたまるのでだご汁はパスし、おにぎりに塩昆布を大量にまぶして塩分補給。梅干も10個くらい食ったかも。
次の峠は箱石峠。標高差は340mとたいしたことは無いが、午後の一番暑い時間だ。天気も快晴となり気温が上がる。早々に皆から千切れ孤独な旅だ。
頂上のエイドでは、うに@氏以外が待っていてくれた。頂上でも暑い。冷却スプレーを後頭部に直撃だ。
ここからは、小刻みに上り下りが続く。またも独り旅。やっとの思い出で下りに入ると、エクシー軍団が降りて集まっている。見知らぬおっちゃんが地べたに倒れているらしい。落車だ。意識はあるようだが、脳震盪っぽい。
意識の戻ったおっちゃん。「え、コケてた?いつ?なんでコケたんだ?」脳震盪で記憶がとんでるらしい。「コケてた?ほんとか?なんで?」 しきりに問い掛けるおっちゃん。(知るか!現実を受け止めろや!)
係りの方が到着したので、現場を後にした。
さあ、最後の峠、朝下ってきた地蔵峠を反対から越えて帰るだけだ。標高差は450mしかないが、10〜11%の登りが次々と現れる本日最大の難所だ。
皆には置いていかれたが、コンパクト化のおかげで無理なく登れる。心肺的にはまだまだイケるが、膝や筋肉のことを考えてゆっくり、ゆっくり。
頂上を越えると余った体力で単独アタック。落差900mの下りは超きもちいい。
なんとか完走。8時間を切ることができた。まもなくすなもゴールし、ハーフの女性陣も含め全員完走。
戦い終わって日が暮れて。明日仕事のうに@とまさまさみんが帰宅。
残った懲りない面々は、温泉宿へと向かうのであった。
山の温泉宿、硫黄の匂いが漂う。ここは入浴剤の偽温泉ではない。
もう小奇麗な健康ランドのような温泉には飽き飽きだ。ここは古めかしい本当の温泉といった感じ。
夕飯は、地獄鍋コース。猪鍋と鹿&鴨の鉄板焼きだ。こんな贅沢していいのか?
食い終わったら温泉。起きたら温泉。うーん、体中が硫黄臭い。。
温泉は名残惜しいが宿を後にした。またくるよー。
今日の目的地は、うーんとどこだっけ?どっかの湧き水でてるとこ。
← 湧いてます
今年も阿蘇ファームランドでお土産購入。さあ帰ろう。
「みんな、忘れ物は無いね?」
(ん、なんか忘れているような。)
「そうだ、阿蘇の火口へは行かないんですか?」
「行かないよ」
Oh,No! 指輪を火口に捨てる指名を忘れたよ。どうしよう、指輪、指輪。あれ、指輪が無いぞ?
うおー、どうやら地獄温泉に置き忘れたらしい。。来年訪れたら、店主がゴラムになってたりして。。