第7回サイクルマラソン阿蘇望

  •   
場所
観光
大黒ラーメン
 熊本県熊本市高平1-1-14
  TEL:096-352-7418
宿
前泊
阿蘇熊本空港ホテルエミナース
 熊本県上益城郡益城町田原2071-1
後泊
地獄温泉 清風荘
 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
  TEL:0967-67-0005
内容
カテゴリ グランフォンド
クラス Aコース (4峠130kmの部)
参加者 やんにし
コース
4峠 130km

テクノリサーチパーク
(標高 170m)


地蔵峠 (標高 1078m)


如水館 (標高 560m)



草千里ヶ浜 (標高 1,150m)
大戸の口(標高 880m)
箱石峠 (標高 870m)


阿蘇いこいの村(標高 530m)
結果

やんにし執筆

悩んでいた。

 今年はいろんな大会でスケジュールが重複していた。阿蘇に行くか、もみのきに出るか。 悩んでいた

 ある夜、夢枕に白髪の老人が立っていた。彼は、私にひとつの指輪を手渡し、こう言った。
 「フロ田よ」(いえ、俺はやんにしですが。。)
 「おまえにこの呪いの指輪を預ける。」(「祝い」の間違えじゃ?)
 「この指輪は世界を破滅させる邪悪な指輪じゃ。」(いらんわ!)
 「この指輪を阿蘇の火口に投げ捨てるのじゃ。」(なんでじゃ?)
 目がさめると、枕もとに指輪が置かれていた。(T_T)
阿蘇に行こう!そして、指輪をこの手で葬り去るのだ。

 というわけでで、今年もクラブエクシーさんにお邪魔して、阿蘇望につれっていってもらうことにした。
 三連休なので、二泊三日の贅沢観光旅行。貧乏系が過半数を占めるYABAIではありえない話だ。

 前日、朝早くからひろに拾っていただいて、3台で出発。昼過ぎには熊本まできていた。
 昼食は、豚骨ラーメン。ノーステール氏お勧めの大黒ラーメン。場所は内緒。とんこつスープには、きざんだ焦がしにんにくが。おいしい。



 雄大な阿蘇の外輪山の麓が見えてきた。目の前に広がる光景、連なる外輪山。明日あそこを越えることなど忘れてしまいそうだ。
 今日の観光地は阿蘇ミルク牧場。牧場のアミューズメントパークだ。
 さっき昼飯食ったばっかなのに、全員、ソフトクリームを買いに走る。高速SAのソフトクリームを我慢したかいがった。牧場自家製のソフトクリーム。これまた美味い。
 今月生まれたばかりの子牛が出迎えてくれた。なんか痩せてるな?子牛はこんなものなのかな?(子牛が飲むミルクを人間が奪ってるんじゃ。。)



 お次は、子ヤギがお出迎え。というか、人間を無視してひたすら草を食べてる。
 こいつが実家にいてくれたら、庭の手入れに大助かりなんだが。



 まずは、絶景を楽しもうか。前は有明海そして雲仙。後ろは阿蘇の外輪山。眼下に広がる草原。
 何があるというわけでもない。ただただこの何も無いこの贅沢な時間を楽しむ。



 牛舎で干草を手渡しで食べさせることがきるということで、行ってみた。干草を渡そうとしたそのときである、轟音とともに流れ出る、、尿〜。滝のようなだ。みな、しばし呆然。「近づけねぇ。」 なんとかやり過ごして牛に近づき草を近づける。「生暖かい。」餌に興奮した牛の鼻息が腕をなでるようにそよぐ。
 隣のもうひとつの牛舎へ。おなかの大きな牛が横たわっている。もうすぐ仔牛が生まれるらしいのだ。
 あ、破水した。仔牛の脚が見える。牧場の方が脚をつかんで引っ張りだそうとする。誕生の瞬間が見れるのか! ところが、母牛が立ち上がってしまった。立ち上がってしまうと人間は出産を手伝えないらしい。
「どれくらしたら生まれるんですか?」
「うーん、すぐかもしれないし、2時間以上後かもしれないし。」
2時間も我慢できないやということで、牛舎を後にした。

 黒豚?の放し飼いって。。。   羊の目って怖いよね。


 昼飯を食ったばかりだというのに、こんどはおやつってことで、出来立てのパンと牛乳を喫茶で食していると。。
「ただいま母牛○○の赤ちゃんが誕生いたしました。」
との場内放送が
うーん、待っとけば良かったかな。感動のシーンを見逃してしまった。

 牧場を後にし、宿泊先のエミナースに到着。
 部屋の窓から外輪山がよく見える。
 「あした、あれを越えるのか。」
 楽しみだ。

 夜が明け、大会当日

 天気予報は晴れなんだが、なんだか雲行きがあやしい。山頂は雲の中だ。。恐るべしエクシー雨の三連星
 エントリー順に100名づつ5分間隔のスタート。自分は遅くエントリーしたので先頭から15分後のスタート。仲間内でドン欠だ。
 最初のエイドで追いつくことを目標に、平坦をオーバーペースで詰めにかかる。国東のような疲労感は無い。調子はまあまあだ。

 ようこそ登板地獄へ。今日最初の峠である地蔵峠Col de Jizou(コル・ド・ジゾウ)」の入り口だ。 標高差900m弱。下界から一気に外輪山を乗り越える。牧草地の草原のなかを貫く道路。 地蔵峠は標高差こそ本日最高だが勾配はもっとも緩やか。 体もフレッシュでスイスイ登れる。そうそう、今日のためにチェーンリングをプチコンパクト化したおかげもあるか。
 登板途中のエイド手前で、目標どおりエクシー軍団に追いついた。
 視界は悪い。雨も降りだした。まあ、登板中は涼しくて快適だが。
 峠を超えると11%の下りマダム♂の後ろについて下りはじめる。路面は濡れていてちと怖いが、御仲間の後ろはやはり安心感がある。  と、そのひとり前を走ってた人が、ゆる〜いコーナーで膨れて落車! 二人とも釣られそうになる。 たいしたことは無さそうなので、お見舞いの言葉をかけて通過。
 「トップアスリートは常に孤独だby燃焼系
 しかし、こんな所でこけちゃったら、今日は最後までビビリまくりだそうなァ〜。ご愁傷様。
 ほぼ下りきると路面は乾いている。2番目のエイドに到着。ノーステールうに@に追いついた。
 ひろを含めた5名で再スタート。途中、ノーステールうに@が、湧き水を飲みに寄り道するが、こっちはそんな余裕が無いので先を急ぐ。
 お次は本日のチマコッピ(最高峰)、観光名所として名高い草千里浜(標高 1150m)への登板。



 頂上はあいかわらず雲の中で見えない。しかし、下界の眺めは最高。迫る稜線。見下ろす葛折れ。阿蘇の雄大さのおかげで、疲れを忘れる。
 頂上に近づくと寒い。雨こそ降ってないけどすごい霧。雲の中なんだな。。
 今年も草千里を拝むことができなかった。トホホ。
 気を取り直して下りを楽しもう。高原を斜めに突っ切る下り坂。ときおりコーナーはあるものの、視界を遮るものは無い。時速60kmのダウンヒル。自然と気が張り、声が出る。自然と口が緩んで、よだれも出る。  昼食会場のいこいの村に到着。汁物は胃にたまるのでだご汁はパスし、おにぎりに塩昆布を大量にまぶして塩分補給。梅干も10個くらい食ったかも。
 次の峠は箱石峠。標高差は340mとたいしたことは無いが、午後の一番暑い時間だ。天気も快晴となり気温が上がる。早々にから千切れ孤独な旅だ。
 頂上のエイドでは、うに@氏以外が待っていてくれた。頂上でも暑い。冷却スプレーを後頭部に直撃だ。
 ここからは、小刻みに上り下りが続く。またも独り旅。やっとの思い出で下りに入ると、エクシー軍団が降りて集まっている。見知らぬおっちゃんが地べたに倒れているらしい。落車だ。意識はあるようだが、脳震盪っぽい。 意識の戻ったおっちゃん。「え、コケてた?いつ?なんでコケたんだ?」脳震盪で記憶がとんでるらしい。「コケてた?ほんとか?なんで?」 しきりに問い掛けるおっちゃん。(知るか!現実を受け止めろや!)
 係りの方が到着したので、現場を後にした。
 さあ、最後の峠、朝下ってきた地蔵峠を反対から越えて帰るだけだ。標高差は450mしかないが、10〜11%の登りが次々と現れる本日最大の難所だ。 皆には置いていかれたが、コンパクト化のおかげで無理なく登れる。心肺的にはまだまだイケるが、膝や筋肉のことを考えてゆっくり、ゆっくり。
 頂上を越えると余った体力で単独アタック。落差900mの下りは超きもちいい。
 なんとか完走。8時間を切ることができた。まもなくすなもゴールし、ハーフの女性陣も含め全員完走。

 戦い終わって日が暮れて。明日仕事のうに@まさまさみんが帰宅。
 残った懲りない面々は、温泉宿へと向かうのであった。
 山の温泉宿、硫黄の匂いが漂う。ここは入浴剤の偽温泉ではない。
 もう小奇麗な健康ランドのような温泉には飽き飽きだ。ここは古めかしい本当の温泉といった感じ。
 夕飯は、地獄鍋コース。鍋と鹿の鉄板焼きだ。こんな贅沢していいのか?
 食い終わったら温泉。起きたら温泉。うーん、体中が硫黄臭い。。

 温泉は名残惜しいが宿を後にした。またくるよー。
 今日の目的地は、うーんとどこだっけ?どっかの湧き水でてるとこ
← 湧いてます
 今年も阿蘇ファームランドでお土産購入。さあ帰ろう。
 「みんな、忘れ物は無いね?」
 (ん、なんか忘れているような。)
 「そうだ、阿蘇の火口へは行かないんですか?」
 「行かないよ」
 Oh,No! 指輪を火口に捨てる指名を忘れたよ。どうしよう、指輪、指輪。あれ、指輪が無いぞ?  うおー、どうやら地獄温泉に置き忘れたらしい。。来年訪れたら、店主がゴラムになってたりして。。


前回の報告へ
このページの上部へ

過去の活動報告


カウンター

 
   Since 2001.04.07

このページの上部へ