(YABAI主催 Club Event)
日時 |
'04/12/29(水) |
|||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
場所 |
室津半島 山口県平生町・上関町 |
|||||||||
内容 |
|
「ピーター働けぇ〜〜!!」
俺たちは叫んだ。。
YABAIやヒロシゲの面々に影響され。
いや、キミキミのニヤリ!に根負けしたMTBerポパイ(EsperanceStage)が初のロードバイクを発注。いよいよ、お披露目の日となった。大島で行われた泊りがけのヒロシゲ忘年会翌日、そのまま大島を走ろうというコトに。
アルコールの残る気だるい朝、後ろ髪を引かれる思いでとびおきたが、、外は雨。
旅館を出たころには雨も上がっていたが路面は濡れており、さすがに御ニューのロードを汚すのは憚られた。断念。。
おしマイケル。
ではない。
昼飯食ったころには路面も乾いてきたので、室津半島を走ることに決定。
いつものナイトランスタート地点の南周防大橋に車を泊め支度する。
いよいよ、ポパイのロードデビューだ。
くま、ピーター、やんにし、ポパイの順で走り始める。
うーん、二日酔いかな。調子がでない。
そんな自分を尻目に皆は好調だ。
くまちゃんホームグラウンドということもあって好調に引き続ける。ピーター先頭交代する気配なし。
(どうしたピーター、今日は前に出ないのか。ポパイにロードでの走りを教えるんだろう。先頭交代の作法も教えないと。このまま最後尾じゃライディングフォームのチェックもできないよ。。)
くまちゃん、なおも好調。普段よく休憩ポイントとしている駐車場(名前を忘れた。。トイレのあるとこ)も素通りだ。(ここで、「どうですかー初ロード」みたいな会話するかと期待してたのは俺だけか。。)
風向きが変わった。向かい風だ。くまちゃんの足が止まる。(さあ、ピーター出番だぞ!)
ガチャガチャン。後方から変速音。。
ま、まさか!
ポパイ、アタック!?
それは、筋肉の弾丸がブロックタイヤの呪縛から解き放たれた瞬間だった。
その歓喜の走りに圧倒された俺。到底追いつけそうに無い。
よっぽど、ロードレーサーの速度感(転がり抵抗の少なさといったらいいのかな)が気持ちよかったのだろう。
「しまった。。。」
ロードレーサーデビュー以前に、ポパイは集団走行も初なのだ。
長い間くまに先頭を引かせ、遅くなったと思ったらブッチギる。
ずっと後ろにいてアタックはまずい。ロード乗りとしてあまり尊敬できない行為だ。
北風は人を無口にする。
集団走行のマナーを教えるのも俺達3人の使命だったことを忘れ、ここまで会話もせずに走ってきてしまった。
自分が(JAMマから借りた)ロードレーサに初めて乗ったときもそうだったが、とにかく突っ走りたくなる衝動にかられたものだ。
「俺は自由だぁ!」
と。
まあ、自分の場合足が無いのでそれくらいの勢いの方が皆の迷惑にならなくてちょうど良かったのだが、ヒルクライム優勝の実力者ポパイの足では話が違う。
「しょうがない、詰めるか。」前にあがろうとしたその時だ。
ガチャガチャン。今度は前から変速音。
ええ!?
ピーターアタック!ポパイにあっという間に追いつき、2名での逃げが見事に決まった。
(そりゃないよピーター(T_T))
くまと俺は、右手を伸ばしてほぼ同時に叫んだ。
「ピーター働けぇ〜〜!!」(涙)
初乗りのポパイがやっちゃうのはわかる。ベテランローディーピーターよ、あんたがそんなことしちゃ示しがつかんだろうが。。。_| ̄|○i||i
途中で待ってくれていたピーターに説教。ポパイにレクチャーを開始したが、風の冷たさに早々に切上げる。
これからは登り区間。
「先生、こっから存分に走ってください。自分は千切れます。。」
年末のヒルクライムで絶好調のポパイとピーター。やっぱ登りも速いや。(つーか、俺とくまちゃんが遅いだけだが。。)
結局、何一つ教えることができず(いや、最初から教えることなんて何も無かったわけだが)。
しかし、ポパイはしっかり楽しんだようで良かった。(まだまだ走り足りないって感じだった。)
なんか、ポパイに後光が射してるような。早くゴールドのメットが見たいよ〜。